2012年11月22日木曜日

ヤーコンを収穫しました。

庭先に植え付けておいたヤーコンを収穫しました。

ヤーコンはサツマイモやジャガイモのように、
根が肥大化した部分を収穫します。収穫の時期は11月~3月になります。

株の中心から伸びた、レンコンのような
細長い部分が食用になります。

保存する場合は乾燥しないように、
籾殻のなかで保存します。

味はナシのようなさわやかな甘みがあり、
炒め物などに利用することができます。

葉も食用にできるようで、
お茶や味噌和えなどにすることができます。

健康野菜としても注目され、
ヤーコン茶は糖尿病に効果があるようです。






ヤーコンの育て方

南米アンデス原産のキク科の野菜です。
根にクラフトオリゴ糖を多く含み、ナシのような甘みがあります。

成長すると草丈は2mくらいになり、ひまわりのような花を咲かせます。
増殖させるには、根の付け根にある芽を切り分けて、植え付けます。

赤い部分が芽の部分です。
この部分を20g程度に切り分けて種芋にします。

切り分けた種芋を2、3日陰干しします。
このときに、草木灰を切り口にまぶしておくと、

ミネラルの補給になり、成長が良いようです。













土つくり

3月上旬に牛ふんをたっぷり鋤きこんで、畝を作っておきます。
水はけの悪い畑では、高畝にし、畝幅も広めに作っておきます。

土壌の湿度が高いと、種芋が大きくなり、食用部分の芋が肥大しません。

植え付け


3月中~下旬に種芋を畑に植え付けます。
4月中旬ごろになると芽が出だします。

複数芽が出るようであれば、芽かきを行い、1本立ちにします。

肥料

芽が5cm位に成長したころ、化成肥料を与えます。
窒素分が多いと、芋にヒビが入りやすくなるので注意します。

合わせて、除草をかねて土寄せを行います。

追肥は月一回のペースで、6月、7月と畝の脇に与えます。

管理

ほぼ放任で大丈夫です。脇芽がたくさん出るので、葉を刈り取って
味噌和えにして食べることもできます。

あまり刈り取りすぎると収量が落ちるので注意します。
葉を食用にする場合は、苦味が強いので2,3時間水にさらしてから利用します。

葉を乾燥させれば、お茶にすることもできるようです。

収穫

11月~3月下旬にかけて随時収穫できます。

種芋の部分と食用の部分に分け、種芋は乾燥させないように土をかけて、
雨水がかからない場所で保存します。

また、食用の芋を長期間保存する場合は、籾殻の中に埋め込んで保存します。

年明け後に収穫する場合は、12月に地上部を刈り取り、
防寒のために土寄せと防寒シートを掛けて雪や霜から芋を守ります。

3月に収穫した芋は籾殻の中で保存すると5月ごろまで貯蔵可能です。





2012年11月17日土曜日

ショウガを収穫しました

休みの度に雨が降り、1週間まったく畑にいけませんでした。
今日も雨なので、しかたなく庭先の片付けをしています。

畑にばかり集中していたので、庭は荒れ放題、いまだにピーマン、
ナス、バジルなどが植わっている始末です。

さすがに、庭先もきれいにしたいので、朝からいろいろ処分しています。
ついでに、5月に植え付けたショウガの株があったので、さっそく収穫しました。


ポット苗で植え付けた株が、
見事に成長していました。

植え付け場所はナスとナスの間に挟まれ、
十分に当たらないような場所でしたが、

写真のように成長してくれました。
ショウガ炒めにしていただこうと思います。

意外なほど好成績だったので、
来年も栽培してみようと思います。

少し気が早いですが、栽培方法を
調べてみます。






ショウガの育て方

熱帯アジア原産のショウガ科の植物です。

独特の香りと辛みを持つショウガは古くから香辛野菜として、
世界中で利用されてきました。

食欲増進作用や、殺菌作用が珍重され、生食、漬物、薬用など
幅広い分野で利用されています。

性質は、熱帯性のため高温多湿の気候を好み、暑さには強いが、
10℃以下の低温では塊茎が腐りやすくなります。

また、連作障害を嫌うので、4~5年栽培していない場所に植え付けます。
塊茎の大きさによって、小ショウガ、中ショウガ、大ショウガに分類されます。

主な品種は、小ショウガは「谷中」「三州赤」、中ショウガは「らくだ」「房州」、
大ショウガには「近江」「インド」などがあります。

土つくり

連作は避けます。植え付け2週間前に1㎡あたり、石灰100gを全面に散布し、
良く耕します。1週間前には1㎡あたり堆肥3㎏、化成肥料100gを全面散布し、

良く土となじませておきます。

植え付け

地温が15℃以上になる、4月下旬~5月上旬が適期です。
畝幅60cmの平畝を作り、畝の真ん中に深さ10cmの溝を切ります。

タネショウガの芽を上にして、株間25~30cmで畝に対して直角にならべ、
5cmの覆土をします。

植え付け後、地表に芽が出るまで30日以上かかります。
雑草に負けやすいので、早めの除草がポイントになります。

追肥・土寄せ

追肥は発芽後と、30日~40日後の2回行います。
1回の追肥量は1㎡あたり化成肥料を30gです。

追肥後は、中耕を兼ねて土寄せを行い、成長を促進させます。

乾燥対策

乾燥に弱いので、7~8月は敷きわらを厚く敷きます。

また、水やりによって収量が増加する効果があるので、
週に一回は十分に水を与えます。

収穫

収穫は10月下旬~11月上旬、茎葉が黄色になったころに収穫します。


























2012年11月10日土曜日

もうすぐ収穫ができそうです

タマネギも無事植え付けが終了し、
とうとう畑全面に作物を植え付けることができました。

9月に植え付けた野菜はグングン生長しています。
今回は、成長の具合を報告します。

絹サヤエンドウです。随分成長してきました。
種まきが少し早かったかもしれません。

本来であれば、もう少し小さい状態で越冬させた方が、
よいようです。

今さらどうしようもないので、寒さで枯れないように、
寒冷紗をかけてみました。

霜よけと防風になれば良いですが、効果はわかりません。




植えたばかりのタマネギです。まだ弱々しいですが、
少しだけシャキッとしてきた感じもします。

200株ほど植え付けました。
これからどんどん大きくなるはずです。









ネギの王様下仁田ネギです。
定期的に土寄せをしながら育てますが、

我が畑では、雨のたびに掘った穴に土砂がたまり、
土寄せをするまでもなく、どんどん埋まってしまいました。

若干枯れてしまった株もありますが、ほぼ順調に
成長しています。

寒さに当てて、甘みを増してから収穫します。



ニンジンです。種のまき方が荒いので、
発芽にムラができてしまいました。

間引きながら育てていますが、もったいなくてなかなか
思い切って間引きができません。

もう少し間隔が広いほうが良いと思うので、
次回こそは思い切って間引きます。





ラッキョウです。植え付けから何も手をかけていませんが、
たくましく成長しています。

かわいらしい花も咲かせています。
3月ごろに土寄せして、6月ごろに収穫します。

本当に手がかかりません。






ニンニクです。こちらも植え付けから何もしていません。
葉の先が黄ばんでいるのが気になりますが、

今は様子を見守るだけです。









ジャガイモです。
花も咲き終わり、二度目の土寄せも完了しました。

後は収穫を待つばかりです。葉が黄ばんできたら、
晴天が続く日に収穫します。

葉は青々茂っているので、収穫が非常に楽しみです。







ブロッコリーです。この後、収穫していただきました。
茎ブロッコリーのスティックセニョールも順調です。

ブロッコリーはこの後、わき芽を伸ばすので、サイズは
小さくなりますが、春までどんどん収穫できます。








タマネギ(ホームタマネギ)です。
8月下旬に植え付けて、現在このような感じです。

随分太くなってきましたが、
収穫までまだ時間がかかりそうです。

こちらのタマネギも植え付けてから、まったく手入れは
していません。

球根から始める野菜はどれも手間なしで、本当に楽です。



たくましく成長しました九条ネギです。
通常1か所に2~3株植え付けるところを、1株植えにしました。

結果、非常にたくましい、マッチョな九条ネギになりました。
細身のネギがお好きな方は2~3株植えにした方が良いようです。








スイスチャードです。随分大きくなりました。
赤や黄色の色彩が混じると、菜園が明るくなります。

そろそろ大きな下葉から収穫します。
ホウレンソウの仲間ですが、どんな味がするのか楽しみです。









ハクサイです。随分、葉が巻いてきました。
収穫もであと一歩です。

随分虫食いも目立ちますが、6~7株くらいは収穫できそうです。

この株を植え付けた1ヵ月後に、タネが残っていたので
タネをまいてみましたが、こちらはまったく成長していません。

適期の種まきの重要性を思い知りました。






リーフレタスです。

いろんな種類がミックスになったタネを利用したので、
色鮮やかでカラフルな畝になりました。

調子も上々で、下葉から摘み取って利用しています。
サラダやサンドイッチの具に重宝しています。







一番心配なチンゲンサイです。
お師匠様より、虫がつきやすいとは聞いていましたが、

想像以上です。写真ではみえませんが、アブラムシが
ビッシリとついています。

他にもいそうですが、手遅れの雰囲気もあります。
一応、徐々に大きくなっているので、

アブラムシを退治しながら対策を考えたいと思います。




キャベツです。

虫の被害にあっている株もありますが、半分くらいは
意外ときれいに成長しています。

中心部も丸くなり、徐々に玉になりつつあります。

早く、まん丸に育ったキャベツを
根元からカットして収穫をしたいものです。





ソラマメです。2週間くらい前にタネをまきましたが、
ようやく発芽してきました。

写真はないですが、スナップエンドウとグリーンピースも
少しだけ芽を出し始めたようです。

発芽のタイミングとしては良い時期と思います。
あとは防寒をして、春の成長に備えます。






イチゴです。
寒さにあたって、葉が紅葉しだしたものもあります。

一応、順調に育っているようです。
寒さが過ぎて、春になると、どんどん成長します。

5月ごろには、あまーいイチゴが収穫できるはずです。







方領ダイコンです。
現在、3~4cm位の太さに成長しています。

もう少しがんばれば、立派なダイコンに成長するはずです。
おでんにして、いただきたいと思います。









ホウレンソウです。
全体的に元気がないのが気がかりです。

酸性土壌に弱いので石灰をまくようにと書籍には
書いてありましたが、無視してタネをまいた結果でしょうか?

一部元気な株もありますが、
他の野菜に比べると残念な感じです。

次回は石灰をまいてから、育ててみようと思います。




コーラルラビです。

順調に成長していますが、ブロッコリーなどに比べて
成長が遅い気がします。

種まきのタイミングが、3週間くらい遅いのでしかたがないと
思いますが、このまま成長が止まらないか心配です。






ミニゴボウもタネをまきましたが、まだ発芽していないので写真がありません。
以上の野菜を今秋植え付けることができました。

初めて畑仕事をしてみて思ったことは、すべての作業において、タイミングが
非常に重要だということです。

タネのまく時期、移植、土寄せ、施肥、収穫、どれをとってもタイミングが少し
ずれただけで、その後の成長に大きな影響を与えます。

上手に栽培するには、温度や湿度など気候の感覚と、野菜の成長の感覚を、
農作業の経験を通して体感し、試行錯誤を重ねながら習得するしかないと感じました。

とは言っても、自分で食べる分だけ作っている菜園なので、ほどほどに収穫できれば
十分です。楽しみながら菜園生活を続けていこうと思っています。













2012年11月1日木曜日

タマネギの苗を植え付けました

11月に入り、秋の植え付け作業も終盤戦です。
今日は、タマネギの苗を植え付けました。

品種は中生種のOP黄色と、早生種で赤玉のアーリーレッド鈴平です。
OP 黄色は耐病性が強く、強勢で作りやすい品種で、中生種。

貯蔵力にすぐれ、12月末までの吊り貯蔵が可能な品種です。
玉は、球に近い甲高の豊円球で、そろい・しまりともによく、

1球の平均重が約320gの大玉になります。

アーリーレッド鈴平は、生食に最適な早採り赤玉品種です。
玉ねぎはケルセチン(フラボノイド)の含有量が高い注目の食材です。

この品種の外皮は、鮮やかな濃紅紫色で中心部まで発色し、
みずみずしく辛味が少ないので、サラダに最適です。

ゴールデンウィークあけから五月中旬にかけて最も色が鮮やかになり、
紫タマネギの中でも最も早く収穫できます。

OP黄色は50本、
アーリーレッド鈴平は30本束になっています。

これ以外に、畑のお師匠さんから、ポットに
入ったタマネギを3株分けていただきました。

1ポットから10本くらい苗が取れたので、
合計100本強の苗を植え付けることができました。













約15cm間隔で苗を植え付けました。

苗の白い部分が若干見えるくらいに
植え付けるそうですが、

植え付けるときには知らなかったので、
少し深植えになってしまいました。
次回植え直します。

写真の畝と、一条少ない畝が、
もうひと畝出来上がりました。

後は1月下旬に追肥を与えて、
成長を見守ります。






タマネギの育て方

中央アジア原産のユリ科の野菜です。
タマネギには甘タマネギと辛タマネギがあり、

甘タマネギには、辛みや刺激臭が少なく、色もきれいでサラダ向きの
赤タマネギの品種があります。

早生種や中生種、晩生種があり、晩生になるほど貯蓄できる期間が長くなります。
品種によっても異なりますが、早生種は生食用で、貯蔵期間は8月ごろまで、

中生種は12月ごろまで貯蓄できます。晩生種は2月ごろまで貯蔵でき、
軒下などの雨がかからない場所に吊るして貯蔵します。

土つくり

タネまき、または苗の植え付けの2週間前に、
1㎡あたり苦土石灰100gを散布して、よく耕します。

1週間前に1㎡あたり堆肥2kg、過リン酸石灰30g、化成肥料100gを施し、
良く混ぜ合わせて、畝幅90cm、高さ15cmの畝をつくり、表面を平らに整えます。

種まきと植え付け

種まきは9月上旬の秋まきが一般的です。発芽適温は15~25℃になります。
苗床に10cm間隔ですじまきにして、タネが隠れる程度覆土し、十分に水を与えます。

本葉が2枚のころ株間1cm程度に間引き、さらに3~4枚で3cm前後の株間にします。
間引きの後は土を株元にかけておきます。

育苗期間は約2ヵ月で、本葉4~5枚、草丈25cm、太さ5~6mm程度の苗を定植します。

定植

育てた苗または購入した苗を11月上旬に植えつけます。
畝に15cm間隔で苗を植えつけていきます。

冬場の地温の上昇や、保湿のためにポリマルチフィルムを畝に張り、
マルチングをしてから植えつける方法もあります。

追肥・土寄せ

1月下旬~3月下旬に1㎡あたり化成肥料を25g株元に施します。
施肥は、収穫予定の3ヵ月前までに与えます。

遅れると貯蔵性が落ち、締まりの悪い玉になります。
また、タマネギの生長スペースを確保するために、株元に土寄せを行います。

収穫

5~6月にかけて茎が倒れ始めます。全体の70~80パーセントが
倒れたころが収穫の適期になります。

天気の良い日に掘り上げ、2~3日干してから、
数球ずつ束ねて風通しのよいところに吊るして貯蔵します。


今年の6月にいただいた赤タマネギが、最高においしく、
しばらくの間、オニオンスライスにはまっていました。

順調に生育すれば、今年は5月上旬ごろからタマネギ三昧の食生活ができそうです。