ヤーコンはサツマイモやジャガイモのように、
根が肥大化した部分を収穫します。収穫の時期は11月~3月になります。
株の中心から伸びた、レンコンのような
細長い部分が食用になります。
保存する場合は乾燥しないように、
籾殻のなかで保存します。
味はナシのようなさわやかな甘みがあり、
炒め物などに利用することができます。
葉も食用にできるようで、
お茶や味噌和えなどにすることができます。
健康野菜としても注目され、
ヤーコン茶は糖尿病に効果があるようです。
ヤーコンの育て方
南米アンデス原産のキク科の野菜です。根にクラフトオリゴ糖を多く含み、ナシのような甘みがあります。
成長すると草丈は2mくらいになり、ひまわりのような花を咲かせます。
増殖させるには、根の付け根にある芽を切り分けて、植え付けます。
赤い部分が芽の部分です。
この部分を20g程度に切り分けて種芋にします。
切り分けた種芋を2、3日陰干しします。
このときに、草木灰を切り口にまぶしておくと、
ミネラルの補給になり、成長が良いようです。
土つくり
3月上旬に牛ふんをたっぷり鋤きこんで、畝を作っておきます。水はけの悪い畑では、高畝にし、畝幅も広めに作っておきます。
土壌の湿度が高いと、種芋が大きくなり、食用部分の芋が肥大しません。
植え付け
3月中~下旬に種芋を畑に植え付けます。
4月中旬ごろになると芽が出だします。
複数芽が出るようであれば、芽かきを行い、1本立ちにします。
肥料
芽が5cm位に成長したころ、化成肥料を与えます。窒素分が多いと、芋にヒビが入りやすくなるので注意します。
合わせて、除草をかねて土寄せを行います。
追肥は月一回のペースで、6月、7月と畝の脇に与えます。
管理
ほぼ放任で大丈夫です。脇芽がたくさん出るので、葉を刈り取って味噌和えにして食べることもできます。
あまり刈り取りすぎると収量が落ちるので注意します。
葉を食用にする場合は、苦味が強いので2,3時間水にさらしてから利用します。
葉を乾燥させれば、お茶にすることもできるようです。
収穫
11月~3月下旬にかけて随時収穫できます。種芋の部分と食用の部分に分け、種芋は乾燥させないように土をかけて、
雨水がかからない場所で保存します。
また、食用の芋を長期間保存する場合は、籾殻の中に埋め込んで保存します。
年明け後に収穫する場合は、12月に地上部を刈り取り、
防寒のために土寄せと防寒シートを掛けて雪や霜から芋を守ります。
3月に収穫した芋は籾殻の中で保存すると5月ごろまで貯蔵可能です。
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