2012年10月10日水曜日

イチジクを収穫しました

プランターで栽培しているイチジクを収穫することができました。
収穫といっても、とりあえず1個食べることができただけですけど・・・。

栽培していた品種はロングドゥート 別名バナーネ、
フランス語で「バナナのような」と言う意味だそうですが、確かに甘い。

ドーフィンなど一般的な品種は、みずみずしくてほんのり甘いイメージですが、
この品種はフレッシュなのに、ドライフルーツにしたような濃厚な甘さでした。

夏秋どちらでも取れる夏秋兼用品種ですが、 
秋取りの果実は特に甘いようです。

当初のイメージではもう少し早い時期に、
毎日のように収穫するつもりでいましたが、

若干でも収穫できれば合格点かな?と思い直すことにしました。
とてもおいしい品種なので、3月までに地植えにして大きく育てようと思います。

今後の栽培の参考になるように、簡単な栽培方法を調べました。

決定版 はじめてでも簡単 おいしい家庭果樹づくり 大森直樹著 講談社
を参考にさせていただきます。

イチジクの育て方

学名Ficus carica 植物分類 クワ科イチジク属 落葉低木
原産地はアラビア半島から小アジア

生育が旺盛で、1本で実が付き、プランター栽培も可能な、
手間のかからない、果樹栽培初心者向きの果樹です。

病害虫も少なく、無農薬栽培が簡単にできます。スーパーでは
江戸時代に渡来した在来種程度しか流通していませんが、

世界には多くの品種があり、実の色が赤・白・斑入りのものや、
樹高も矮性のものから大型のものまであり、

品種を選ぶことも、家庭で育てる楽しみのひとつです。

 昨年11月に購入した時点の写真です。
高さ60cm位の苗木です。

通常この状態から、支柱を立てて植え付け、
地際から40cmのところで剪定します。

植え付けの適期は落葉が始まる10月~12月と新芽が伸びる直前の2月~3月になります。

植えつけて1年後の冬には枝が何本も出ているので、
しっかりした枝を3~4本残して、枝の先端を切り詰めます。

プランター栽培の場合は大きくなり過ぎないように、
20~30cm枝を残して切り詰めます。






地植えの場合は、各枝を地面に対して平行にするイメージで、紐などで地面に
向かって枝を引っ張り、なるべく枝が横を向くように誘引します。

イチジクの実(花托)は新しく発生する新梢の基部1~3節を除いて、すべての
伸びてきた新梢の各節に花芽が付きます。

新梢の数を増やすため(実の数を増やすため)に、枝を横へ誘引し、新梢が
たくさん発生するように仕立てます。

2年目の冬は、枝の先端を切り詰め、結実後の結実枝をすべて切り戻します。

3年目以降は実が付く結果枝を毎年30本程度にして、込み合った部分は
間引いて、枝葉が込み合わないようにします。

施肥・水やり


肥料は冬場に緩効性の置肥を与え、
4~6月と9月ごろに葉の色が悪いようであれば、液体肥料を施します。

肥料のやりすぎは枝の徒長の原因になるので注意します。
また、夏場の水切れは厳禁です。特にプランター栽培では注意が必要です。

剪定時の注意点

剪定時の注意点として、品種によって剪定方法が異なることが挙げられます。
イチジクには夏果種と秋果種、夏と秋になる夏秋種に分類することができます。

秋果種が春から伸びた新梢に実がなるのに対し、
夏果種と夏秋種は今年伸びた枝に、来年の夏になる実の芽を持っています。

そのため、秋果種の剪定は冬の間に、枝のもとから2~3芽残した場所で、
全体の枝を剪定します。

それに対し、夏果種と夏秋果種は今年の枝に実になる芽を持っているので、
長く伸びすぎた枝の切り詰めと込み合った枝の間引き程度にします。


収穫直前の画像です。
実がうつむいてきたら収穫の適期です。

夏果は6月下旬~8月上旬ごろ、
秋果は8月中旬~10月下旬が収穫期になります。

木が成長すれば、実が成り出すと4~6週間にわたって、
1週間ごとに収穫でできるようになるそうです。

ドライフルーツやジャム、
シャーベットなどのデザートにしたり、

生ハムを巻いて料理の一品にしたりすることができます。




























0 件のコメント:

コメントを投稿