タネまき後、約1ヵ月で収穫できる、育てやすい野菜のようです。
品種により春まきに適した品種(とう立ちの遅い晩抽性品種)と、
秋まきに適した品種があるようです。
秋から冬にかけて、ホウレンソウは一番作りやすく、
おいしい季節になります。
味が良いとされる在来品種も、秋まきに適しているようです。
ホウレンソウの育て方
中央アジア原産のアカザ科の野菜です。栄養価が極めて高く、ビタミン、鉄分、カルシウムの
含有量は野菜の中で最も高いことが知られています。
生育適温は15℃~20℃と冷涼な気候を好み、
-10℃の低温にも耐える大変耐寒性に強い野菜です。
一方で暑さには大変弱く、6月~8月の栽培は難しくなります。
このような特徴から、
タネまきの適期は3月~5月、9月~10月になります。
土つくり
酸性土壌に弱いので、1㎡あたり苦土石灰150~200gを菜園全面に散布し、よく耕します。
次に1㎡あたり、
堆肥2kg、化成肥料100gを施し、耕します。
堆肥と肥料の施し方は、
畝の中央に溝を切り、施す方法もあります。
今回まいた品種はオーライ
秋まきに適した品種です。
タネまき
畝幅60cmの平畝の表面をしっかりならし、バラまきまたは、1条~2条のすじまきにします。
条間は15~20cmくらいにします。
タネは1cm間隔にまき、1cmくらい土をかぶせて、
たっぷりと水を与えます。
間引き、追肥、土よせ
タネまき後、3~4日で発芽し、本葉が見え始めたら3~4cm間隔で間引きます。
間引き後に、1㎡あたり化成肥料30gぐらいを追肥し、
株元に軽く土寄せをします。
株間3cmでも十分収穫できますが、
大きな株に育てたい場合は、もう一度5~6cmに間引きます。
2回目の追肥は、中耕と土寄せを兼ねて、
草丈8~10cmごろに施します。
寒冷期の保温
霜や寒風による凍害、葉の傷み、黄化を防ぎ、品質にこだわる場合は、不織布や寒冷紗などのべたがけ資材を利用します。
収穫
草丈が20~25cmになったら順次収穫します。春まきはタネまき後30日~40日、秋まきは30日~50日程度で
収穫が可能になります。
今回は9月27日にタネをまいたので、順調に育てば11月上旬に
収穫ができそうです。