2012年9月12日水曜日

ダイコン(方領ダイコン)をまきました

先週の土曜日ですが、ダイコンのタネをまきました。
愛知県の伝統野菜(尾張野菜)の方領大根です。

方領大根は甚目寺町原産で、古くから栽培されています。
特徴は青首ダイコンにくらべ、全体が白く、根の先が
曲がっていることが挙げられます。

江戸時代に徳川候が、鷹狩りに訪れ方領大根を食べたところ
大変おいしく喜ばれたそうです。

そのエピソードが全国に広がり、一時は各地で栽培されていたようです。

現在では、湾曲することが消費者に受け入れられず、また出荷時の
生産性に劣る理由で、幻の野菜になっています。

性質は丈夫で育てやすいそうなので、がんばって栽培してみます。
市場に流通しない品種を栽培するのも家庭菜園の楽しみのひとつです。


ダイコンは地中海沿岸原産のアブラナ科の野菜です。
日本人に欠かすことのできない野菜であり、

地方によって、形や大きさの異なる数多くの品種が
生まれました。

秋まきが作りやすく、8月中旬~9月中旬が種まきの
適期になります。(暖地では9月上旬~10月上旬)






ダイコンの作り方

土作り

種まき1週間前に1㎡あたり苦土石灰100g~150g散布し、よく耕します。
堆肥は又根、肌荒れの原因になるので前作時に入れて分解させておくのが

理想ですが、無理な場合は、条間に完熟堆肥をまきます。
元肥は1㎡あたり化成肥料100gを全面散布または作条施肥します。

根がまっすぐ伸びるので、30cmぐらいまで良く耕し、土のかたまりなどは又根の
原因になるのでよく耕しておきます。

水はけの悪い場所では高畝にして栽培します。

種まき

9月上中旬が敵期です。畝幅60~70cm、株間30~35cmで敵期にかならず
種まきを行います。1か所に4~5粒の点まきとし、深さ1cm位の深さに穴をあけ、

覆土は穴をあけた深さだけかぶせます。
乾燥防止に腐葉土やもみがらをかけて水をたっぷり与えて発芽を待ちます。

ビール瓶やペットボトル・空き缶などで軽く土を
押さえると、ちょうど良い穴をつくることができます。

さらにビール瓶を使うと長さがちょうど30cmだそうです。
ビール瓶の長さで株間を測ることができます。

 

 

 

 

 

 


 

 

 

間引き

種まき後3~5日で発芽が始まります。収穫までに3回間引きを行います。
1回目は第一葉が出たころ3本立ちにし、2回目は本葉が2~3枚のころに

2本立ちに、3回目は本葉6~7枚のころに1本立ちにします。
間引き後は必ず土寄せを行ってください。

間引きで残す株はしっかりしている株であることはもちろんですが、葉が、
畝と水平に展開しているものを残すと、養分の吸収効果が高く、
よいダイコンになるそうです。

追肥

1本立ちにしたときに追肥を施します。1㎡あたり化成肥料30gが目安です。

収穫

種まきから収穫まで品種により違いがあります。
早いもので55日~60日、遅い品種で90日~100日くらいかかります。

方領大根は80日前後が目安になるようです。
9月8日にタネをまいたので11月24日~30日くらいが今回の収穫期に
なると思います。



以上がざっくりとしたダイコン栽培の流れになります。畑仕事をするようになって、
いろいろな書籍や雑誌を眺めていますが、いろんな栽培方法があり、とても

興味深い内容ばかりです。まだど素人なので、とりあえずは基本に忠実に栽培
しようと思っていますが、いずれはいろいろと試してみたいと思います。










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