タネをまきました。苗のできはいまいちですが、先週畑に植え付けましたので、
育て方を調べて、投稿していきます。今回はキャベツです。
キャベツの育て方
キャベツは、地中海沿岸原産のアブラナ科の野菜です。冷涼な気候を好み、生育適温は18~20℃です。
本葉が数枚以上になると、低温にあたると花芽が形成され、
温度の上昇とともに茎のように伸びる「とう立ち」が始まります。
ほぼ一年中栽培できますが、おもに①春~夏まき・夏秋どり
②夏まき・秋冬どり③秋まき・春どりのパターンで栽培されます。
温暖地では、②③のパターンが栽培しやすいようです。
栽培品種は「寒玉系」と「春系」に分けられ、寒玉系は葉が固めで
加熱すると甘くなり餃子やロールキャベツなどに向き、
春系は葉がやわらかくサラダ向きの品種といわれています。
土つくり
畝間70~80cmの場所に深さ20cmの溝を掘り、この溝1mあたり堆肥1kg、苦土石灰100gと化成肥料100gを施し、よく混ぜておきます。
畝は幅30cm、高さ20cm位の高畝を作ります。
種まきと植え付け
夏まき栽培は7月下旬~8月中旬にまき、早生種でタネまき後90日程度、中晩生種で120~150日で収穫します。
秋まき栽培は9月中下旬にまき、4~5月に収穫します。
苗つくりは育苗箱に5~6cm間隔に溝をつけて、すじまきします。発芽後は
込み合った部分を間引き、本葉2~3枚で10~12cm間隔に移植します。
少ない本数の栽培では、直接ポットにまくのが便利です。9cmポットや
連結ポットに5~6粒まき、発芽したら元気の良いものを3本残して間引きます。
本葉3枚くらいで1本立ちにし、他の2本ははさみで切り取ります。
本葉が5~6枚になったら畑に定植します。株間は40cm程度にし、植え穴を
掘ります。穴にたっぷりと水を与え、根鉢をくずさないように植えつけます。
植え付け後は、もう一度たっぷりと水を与えて活着しやすくします。
追肥と土寄せ
追肥は本葉10枚のころ畝の肩に化成肥料を1株10gまいて、株元に土寄せします。夏まきの場合はその後20日後に通路にまき、
結球しだしたら3回目の追肥を行います。
秋まきでは早春になると急速に成長を再開するので、2月下旬
~3月上旬に化成肥料を1株10gくらい施し、
さらに結球しだしたころにもう一度同じように施します。
収穫
玉が大きくなり、手で押して固く締まった感じがすれば収穫適期です。包丁で株元をカットし、余分な外葉を取り除き、切り口を再度切り直します。
栽培のポイント
キャベツは本葉18~20枚になると結球しだします。それまでに大きく健康な株を作っておくことが、立派な玉に育てるコツです。
特に夏まき・秋冬どりは、株の成長と気温の下降期が重なるので、
敵期のタネまきと植え付けを心がけ、
寒くなる前に大きな株に育てておくことがポイントになります。
また、害虫が多い野菜なので、防虫ネットなどの
防虫対策はかならず行います。
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