種まきができたので、育て方を調べてみました。
ハクサイの育て方
中国原産のアブラナ科の野菜です。日本に導入されたのは以外と新しく、日清戦争後に導入されました。
生育適温は15~20℃の冷涼な気候を好みます。
13℃以下の低温で花芽が形成され、気温の上昇とともに
とう立ちします。春まきではとう立ちしないようにするため、
品種の選択と生育初期の保温がポイントになります。
土つくり
畝間70~80cmで深さ20cmの溝を掘り、溝1mあたり、堆肥1㎏苦土石灰100gと化成肥料100gを施して土とよく混ぜておきます。
畝は幅30cm、高さ20cmくらいの高畝を作ります。
種まきと植え付け
8月中旬から9月上旬にタネをまき、早生種で種まき後60日~70日、中晩生種で80日~100日で収穫できます。
直まきでは早生種では株間40cm、中晩生種では50cmの間隔で、1ヵ所に
5~6粒まきます。
苗つくりする場合は、小型のポリポットに3~4粒まき、本葉4~5枚の苗に
仕上げます。連結ポットの場合は本葉2~3枚で定植します。
種まき後、防虫のため、寒冷紗をべたがけにしたり、苗づくりではトンネル状に
覆って、虫の侵入を防ぎます。
苗を植えつけた後の写真です。
畝の横に水が溜まっていますが、
気にしないでください。雨降り直後で、
水はけが悪いだけです。
タネを畑に直まきした場合は、発芽後と、
本は4~5枚のときに行い、1本立ちに
仕立てます。
植え付け後、下の写真のように
防虫ネットをトンネル状に張ります。
追肥・土よせ
追肥は本葉10~12枚のころ、畝の肩に化成肥料を1株10gくらいまき、株元に土寄せを行います。
2回目は1回目の追肥後、20日後に通路にまきます。
収穫
結球し、頭部を押さえてみて、よく詰まっていれば収穫適期です。ハクサイを斜めに押し倒し、外葉との間に包丁などを入れて切り取ります。
家庭菜園では必要に応じて順次収穫します。
収穫が厳寒期(12月中旬以降)になる場合は
寒さ痛みを防ぐために球頭部をひもなどでしばっておきます。
栽培のポイント
上手に結球させるには、生育初期の葉の生育が重要です。十分に生育させるには
①品種ごとの種まき時期を守る
②敵期に苗を定植する
③中耕で根に酸素を供給し、根張りを良くすること
が、重要です。
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