2012年9月22日土曜日

ハクサイの育て方

前回の畑仕事で、いろいろな野菜の植え付けや
種まきができたので、育て方を調べてみました。

ハクサイの育て方

中国原産のアブラナ科の野菜です。日本に導入されたのは
以外と新しく、日清戦争後に導入されました。

生育適温は15~20℃の冷涼な気候を好みます。
13℃以下の低温で花芽が形成され、気温の上昇とともに

とう立ちします。春まきではとう立ちしないようにするため、
品種の選択と生育初期の保温がポイントになります。

土つくり

畝間70~80cmで深さ20cmの溝を掘り、溝1mあたり、堆肥1㎏
苦土石灰100gと化成肥料100gを施して土とよく混ぜておきます。

畝は幅30cm、高さ20cmくらいの高畝を作ります。

種まきと植え付け

8月中旬から9月上旬にタネをまき、早生種で種まき後60日~70日、
中晩生種で80日~100日で収穫できます。

直まきでは早生種では株間40cm、中晩生種では50cmの間隔で、1ヵ所に
5~6粒まきます。

苗つくりする場合は、小型のポリポットに3~4粒まき、本葉4~5枚の苗に
仕上げます。連結ポットの場合は本葉2~3枚で定植します。

種まき後、防虫のため、寒冷紗をべたがけにしたり、苗づくりではトンネル状に
覆って、虫の侵入を防ぎます。

苗を植えつけた後の写真です。
畝の横に水が溜まっていますが、

気にしないでください。雨降り直後で、
水はけが悪いだけです。

タネを畑に直まきした場合は、発芽後と、
本は4~5枚のときに行い、1本立ちに

仕立てます。

植え付け後、下の写真のように
防虫ネットをトンネル状に張ります。











追肥・土よせ

追肥は本葉10~12枚のころ、畝の肩に化成肥料を1株10gくらいまき、
株元に土寄せを行います。

2回目は1回目の追肥後、20日後に通路にまきます。

収穫

結球し、頭部を押さえてみて、よく詰まっていれば収穫適期です。
ハクサイを斜めに押し倒し、外葉との間に包丁などを入れて切り取ります。

家庭菜園では必要に応じて順次収穫します。
収穫が厳寒期(12月中旬以降)になる場合は
寒さ痛みを防ぐために球頭部をひもなどでしばっておきます。

栽培のポイント

上手に結球させるには、生育初期の葉の生育が重要です。
十分に生育させるには

①品種ごとの種まき時期を守る
②敵期に苗を定植する
③中耕で根に酸素を供給し、根張りを良くすること

が、重要です。



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