2012年9月4日火曜日

根深ネギと九条ネギの育て方

追肥と土寄せがポイントの根深ネギと手間いらずの九条ネギ(葉ネギ)
の育て方を紹介します。

ネギは中国西部原産のユリ科の野菜です。アリウム属の一種で、
ワケギ・タマネギ・ニンニク・ラッキョウ・ニラ・アサツキも同じ属の
近縁種になります。
周年出荷されますが、本来は秋から冬にかけて旬の野菜となります。

根深ネギの育て方

種まきは3~4月にタネをまき、5~7月に定植する春まき秋冬どりと
9月にタネをまき、3~4月に定植する、秋まき夏秋どりがあります。

土づくり

種まき2週間前に1㎡あたり100gの苦土石灰をまき、よく耕します。
有機質に富んだ水はけの良い土を作るため、完熟堆肥2kg、化成肥料70g
ようリン50gを施してよく混ぜ合わせておきます。

種まき

幅90cm高さ15cmくらいの苗床をつくり、表面を平らにならしておきます。
条間は10~15cmくらいですじまきにします。

本葉一枚目までは適潤に管理し、本葉2枚目からはやや乾かしぎみに
管理します。

草丈が5cmくらいになったら間引きを開始します。葉が触れない程度に
2~3回間引きます。2回目の間引きで株間を3cmくらいとり、追肥をします。
追肥の目安は1㎡あたり化成肥料30gを月に一回施します。

60日程度で、本葉4~5枚の苗が出来上がります。

植え付け

定植前に、1㎡当たり2kgの堆肥を畝間の土に施しておきます。
畝幅70cmくらいの中央に幅15cm、深さ20cmの植え溝を垂直に切り、
10cm間隔で苗を植え付け、根が隠れる程度の浅植えにします。
このときに乾燥防止のため、敷きわらをすると良ようです。

追肥と土寄せ (白い軟白部分を作る作業)


根深ネギのメインになる作業です。定植後、1ヵ月半後に一回目の追肥と
土寄せを行います。追肥は1㎡あたり40g、土寄せは5~6cmずつ土を溝に
いれていきます。3~4週間にいちど追肥と土寄せを行い、合計3~4回繰り返す。

最後の土寄せは収穫の半月から1ヵ月前とし、最後の止め土は、葉の分けつ部の
2cm程度下までにします。

収穫

収穫は株全体をクワも持ち上げてから、手で引き抜きます。
収穫は2月ごろまでに終了させます。


九条ネギ(葉ネギ)の育て方

種まき後、40~60日で草丈20cmくらいになったら、十分に
堆肥・肥料を施した畑に定植します。

畝幅80cmくらいの畝の中央に深さ10cm程度の植え溝を掘り、
株間15cm間隔くらいで3~4本ずつ植えつけます。

太めのネギがお好みであれば株間を広めに本数を少なく、
細めが好みであればやや密植させれば細身に栽培できます。

収穫は草丈60cmくらいが目安です。株ごと掘り起こすか、
葉のみをカットして収穫することもできます。

葉のみを利用する場合は、収穫後、追肥を施します。
しばらくすると新しい芽がでてくるので、
繰り返し何度も収穫することができます。




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